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スクォッターの家並みの構造を知っていただくためにこの写真を掲載いたしました。
これはスクォッターの路地裏を流れる小川ですが、ご覧の通り国の護岸工事の跡に家を建てています。これからお見せするのはフラッドウェイと呼ばれるさらに大きな河ですが、岸からさらに河の上に至るまで軒を連ねて暮らしていたという訳です。 ![]() 小川から見上げるとそれなりに地盤は低いことが分かります。台風により水かさは上の家まで浸水しました。当然、斜面に建った家々は水没です。 ![]() こちらがこれからお話しする河岸のスクォッターです。 岸から水面まではかなり深く降りて行かなければなりません。 ![]() ![]() 階段を降りて行く途中です。大抵はこのように上からはその先がどうなっているのか見ることはできませんでした。狭い上に暗い路地になっていてなかなか外から様子を伺うことはできなかったのです。 ![]() 降りる階段の入り口です。日中でも暗い路地になっているのがお分かりでしょう。 ![]() 降りたところはこんな感じです。 ![]() ここが行き止まり。別にここで暮らしている方は普通に生活しているのが分かります。 ただ何も知らずに来ると、やはり行くことを躊躇してしまいます。日中でも照明のない室内くらいの明るさです。 ![]() 自動車道へ上がる階段です。河から見上げたところです。 ![]() こちらも同様ですが、河の対岸の様子。多少、雰囲気が異なります。 ![]() このように普通の暮らしをしています。当たり前のお話しですが・・・。 ![]() これが河の畑の収穫。向こうでバイヤーがお金を支払っているのが写っています。 ![]() 恐らく食べているんだと思いますが、具体的にどの料理に使っているのか思い当たりません。シニガン・スープに入っているのがこれかな・・。 ![]() この船で収穫しています。その様子は後でご紹介できると思います。 ![]() 女子学生が帰宅途中でアイスクリームを買っているところ。 次回からいよいよ現在の様子をご紹介するつもりですが、内容がちょっと重いため途中でスクォッターの生活などをご紹介しながら進めたいと考えています。(^-^;) #
by asian101
| 2010-04-02 23:46
これからお話しする地域はこちらのグーグル・マップでご確認下さい。
これは偶然、2009年の6月頃に撮影しています。こういった光景が今では一変してしまい、ある意味、大変貴重な記録となってしまいました。今、現在、こうした家屋の大半が既に姿を変えてしまっています。 ![]() もう気付かれた方も多いでしょう。ここはフラッドウェイと言う湖に注ぐ河ですが、その上に家を建てています。危険ですからフィリピン政府も認める訳にもいかず、かと言って取り締まると住民の反発が大きいため「不法占拠地」、いわゆるスクォッターとなるのです。 ![]() 今だから言えますが、この時点で既に家が崩れそうに見えてしまいますね・・・。 ![]() ここに台風により洪水が発生しました。最終的には水かさは土手を超えてしまう訳ですから、この河上の家屋は完全に水没したことになります。 ![]() 向こうに見えるのはオルティガス・シティのビジネス街です。こういった街のコントラストが面白くて何枚も写真を撮っています。実はこのスクォッターにも街に通勤している方が多くいます。 ![]() 街の様子は今回省くつもりですが、フィリピンの貧富の差が私たちの常識をはるかに超えていることは一目で分かります。街では新しい高級車が普通に走っています。 ![]() なんだか、近づいて見るとおどろ恐ろしい光景ですが、当たり前ですが家の中ではごく普通に生活をしています。 ![]() 人々のにぎやかな生活がここからも見てとれます。 ![]() 水面に浮かぶ葉を四角い船で収穫し、茎を売っているようです。恐らく食べられるのでしょう。 ある意味、畑の上で生活しているとも言えそうです。後ほどその様子などもアップします。 この光景をよく覚えておいて下さい。これは去年の台風前の様子です。 ![]() もっとも水辺に近い家です。水の上で生活をしています。スクォッターは「不法居住地」などと訳されますが、実際はほとんど賃貸家屋です。もちろん、水辺に近いほど家賃は安くなります。ここだったら月1,000ペソ(2千円)ぐらいだと思います。 では、次回はもう少し内部を見ていきましょう・・・。 #
by asian101
| 2010-04-01 23:01
なかなか本題に入らなくて済みません。(^-^;)
調査しているついでに様々な方々にお会いして写真を撮らせていただきました。スクォッターの路地裏ってなかなか見れないと思います。やはり皆さん、怖いんじゃないかと・・・。 ![]() 路地裏ってこんな感じです。貧しいのでしょうが、フィリピン人は大変なきれい好きの上、私たち以上に臭いには敏感です。所謂、鼻が利くんです。そんな訳で洗濯物は必ずありますね・・・。 ![]() 何をやっているかと言うとビンゴゲームには違いないのですが、恐らくお金を賭けていたような・・。 フィリピンでもギャンブルは御法度となります。ですから、内緒・・・。 しかし、やはり若い女性は子供たちのようにピースサインはしてくれません。逃げられました。(T^T) ![]() アーティストたち。路地裏では効果がありませんので練習しているのかな・・・。 ちなみに彼らは15歳の学生だとか。 ![]() 確か、学校も休んでいるとか・・・。でも学生って言ったよなぁ・・・。 ![]() ![]() ・・・このおっさんたち、まっ昼間からカラオケやっとるです。酒も入っとるです。 職業とか聞きませんでした。(;T^T;) ここは明らかに野外の路地・・・。 しかし、きちんとポーズをとってくれる所は由緒正しいフィリピン人。 ![]() もう日本人も見慣れたことでしょう。サリサリストアー(フィリピンの雑貨店)前でポーズ。 次回からはいよいよ被害調査に・・・入るのかな・・・。 #
by asian101
| 2010-03-28 01:04
さて、今日からブログを書きます。
これからご紹介する写真は昨年の9月26日フィリピンのマニラを襲った台風16号、別名オンドイ台風の被害状況の調査を2010年の2月末から3月初めに行った際に現地で撮ったものです。 被害は死者が最終的に460名に上り、家屋が流されるなど被災者は100万人以上と言われています。ご覧いただけると分かりますが彼らの表情は既に明日を向いていますが、なぜ決して勢力もごく一般的な台風でこうした被害が出るのかをご説明するつもりです。 それとともにNPO法人をつくった経緯なども追々お話しするつもりです。また、マニラのスクォッター(スコッターとも言います)とは何であるのかご存知ない方はこちらをご覧ください。 ![]() もちろん彼らもまた被害者ですが、川と道を一本隔てた側の方々なので比較的被害は少なかったようです。フィリピンの子供たちは表情がませてます・・・。(^-^;) フィリピンはどこへ行っても子供がいないと言う場所はありません。 そういう意味では日本は本当に寂しい社会になりつつありますね。 ![]() #
by asian101
| 2010-03-26 21:44
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