オンドイ台風後のスクォッター
これは前回の小屋の中にいた少年たちのご両親。改めて当時のメモを読み返してみると前回ご紹介した橋の下に暮らす家族同様、この方たちもCaluag Laguna(恐らく地名だと思うのですが場所が確認できません)という政府が用意したアパートに引っ越すことが決定しているようです。話によるとリザール州のかなり遠い場所ということしか分かりません。一度その引っ越し先も取材してみたいとは思いますが、私もそこまで余裕はないかも・・・。
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今欲しいものは「医薬品」と答えています。このオンドイ台風の直後、多くの世界的な巨大企業が義援金を募集していて、それを見た私は自分の出る幕などないだろうと勝手に判断していました。
ヤフーやグーグルなどの企業です。
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このご家族も全く同じく「医薬品」と答えています。また、政府のアパートに引っ越すことが決定しているようです。
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美人の奥さんとボサボサ髪のご亭主。印象的なご家族です。(^-^;)
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橋の反対(北)側に住む一家です。上が子供たちで下がご両親です。
若い女性が顔を隠していますが、どこでも年頃の女性はこんな感じです。
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この辺りから私がNGO関係者だと分かり、彼らも個別に答えないでご近所の方々と話し合うようになってしまいました。そのためその回答がほとんど同じようになってしまい、私としてはこれで良かったのか分からなくなります。やはり今必要なものは「医薬品」と答えています。

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ここは日本の三畳にも満たない小屋の中です。元々の店子がどなたかは分かりませんが、その他の方々は家を流されて住まいがなくなった方です。フィリピンではこのように「助け合い」が徹底しています。一見自由奔放に見える彼らですが、決して「個」で存在していることはありません。
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ここはメモを見ると30名の方の名前が列記されています。その中の一枚です。30名の方々が現在の不満を述べられるものですから、ある意味収拾がつかなくなってしまいます。皆さんが遠く離れた政府の用意したアパートへの不満。現在の衛生状態の悪さなどを口にしています。

しかし、そのアパートに引っ越すことに反対なのかを聞くと判然としない。ここでは暮らしてはいけないが、引っ越すとマニラから遠く離れてしまい子供の教育、現在の仕事に大きく影響してしまう。
また先の義援金などがこうした引っ越しに使われているならば、では彼らの「今」をどうやって助けるのだろうといった具合に私たちの問題として跳ね返ってきます。
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奥の方には一部の旦那たちもいるのですがギャンブルをしていたらしく、写真はNGとのこと。
女性はよくビンゴゲームをしていますが、男性は普通にトランプゲームだったように思います。
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台風の後、水が引かずに2ヶ月間に及び教会や学校で避難生活を余儀なくされたようです。当時の様子を聞くと多くのご家族がその間、自動車道の脇で生活をしていたそうです。
今は「医薬品」が必要と誰もが答えました。フィリピンの医薬品は決して安くはありません。よく錠剤1カプセルずつ小分けに販売したりしています。風邪の錠剤(ビタミン剤)1カプセルで40円とかします。
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こうした子供たちの笑顔がなかったら私も取材を続けられなかったでしょう。
言わば私にとっての救いでした・・・。
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by asian101 | 2010-04-06 18:59
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