これが現在の様子です。ここはグーグル・マップの「スクォッター1」にあたります。
ようやく本題に辿り着きました。(^-^;) 実はここまで破壊されているのには訳があり、この一帯は去年の台風前から橋の拡張工事のために一部の地域に限定して形で半ば強制的に立ち退きを命ぜられていました。今回の台風被害とともにその地域がもっと広げられ、今ここに残っている方々は就職や子供の学校の問題などでここから離れられない方々です。 フィリピンには例え違法でもある一定の年月居住していれば居住権が発生し、合法となります。これは例えそこが個人の私有地でも、です。それを立ち退かせるためには、それと変わる住まいを権利者が用意しなければなりません。今回、この立ち退きに際してもフィリピン政府はそのアパートを用意しています。ただ、場所がマニラから遠く離れてしまうため住民たちは不満に思っています。 しかし、ここは既に水道とかは止められているようですから、住み続けるには相当の覚悟が必要でしょう。立ち退きが実施されているのは橋の掛かった左右25メートルぐらいの地域でしょうか。 左側に新しい橋が見えます。例え家屋を壊されてもバラック小屋に住み続けている家族も少なくありません。右側にそうした小屋が映っています。 このように土地をならしています。立ち去った方々の情報はあまりここの方も知らないようです。 このように一軒だけ取り残されて住み続けるのも見るからに危険です。スクォッターの住居は寄り添ってないと強度も落ちてしまいます。 日常の生活品が外に置かれています。きちんと毎日洗濯をしています。 立ち退き区域以外はこのように徐々に復興しつつあります。 現在で3分の1程度が立て直されているでしょうか。 よく家の一部屋だけが残り、そこに住み続けている家族を拝見しました。 家の復元のペースは早そうですね。この辺り一帯は水に流されたはずですから・・・。 こんなところに教会があるとは思っても見ませんでした。 屋根は残っていますが壁はなく、吹きさらしの教会です。神父さんとかの姿はありません。 調査した方全員の名前をお聞きしています。しかし個人情報のため公開しないことにします。 私が彼らに聞いたことは「今現在、何が欲しいですか」あるいは「今何をしたいと思いますか」といった質問でした。 左の少年は腕を骨折しているようです。 この地域には井戸があったということは発見でした。他の地域にはまず見かけません。 これで当面は生活していけるでしょうが、一般的な水道と比べると不便でしょう。
by asian101
| 2010-04-05 02:28
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