ここはグーグル・マップの「スクォッター2」にあたります。
前回の対岸(河の西側)に当たり、ここは政府による立ち退き等はありませんのでここの方々は移転することもできません。大体、現在の状況は政府による取り壊しがなくても似たようなものだと分かります。洪水により破壊されたまま、ようやく徐々に家を立て直す準備に掛かろうかという段階でしょう。 今現在ここにいる方々に取材は可能ですが、実際に家を奪われたり亡くなられたご家族のお話はもはや聞くことはできません。 河岸へと降りる階段です。比較的こうした入り口部分は被害が少ないため、自動車道からはなかなか被害を目で確認することは難しいのです。 こうした被害家屋はまず解体し撤去してから建て直すことになります。 まだ状況がそこまでいっていないことが分かります。 対岸の様子です。橋の下に暮らす家族たちがいたところです。ここから見る限り強制的に取り壊されている家屋は橋の袂のほんの一部であることが分かります。その他の空いた空間は洪水の後、そのまま未だに建て直しが進んでいないようです。 この画像と台風前の画像を見比べていただきたいのですが、大半の水辺にあった家屋が根こそぎ無くなっています。家屋の半分だけが残り、壁を失い部屋がのぞいている家屋が少なくありません。 顔が似ているため写真を見ながら改めて名前を確認して気がつきましたが、この一帯は全部親戚のようです。丁寧に名前と住所を書いて下さったのですが、肝心の私の質問に答えていないようで結局、親族のスナップ写真になってしまいました。(^-^;) 決して一般的とまでは言えませんが、スクォッターの中にはこうして親族で固まって暮らしていることが少なくありません。 このお父さん、子守りのために出て来れなかったようです。フィリピンは本当に子供を大切にしています。 最も水辺に近い一帯です。多くの家屋が流されてしまっていることが分かります。 右側にいるお母さんたちに取材しています。 この方々も同様にせっかく取材できたのに肝心の質問にはお答えいただいておりません。 熱心にお名前と住所を書いておられるのですが・・・。 なんだかこの地域の方々は私の訪問を勘違いされていたのかなぁ・・・。 住所と名前を書いて下さってます。ここでも年頃の女性が顔を隠しているのですが、フィリピンのマスコミの影響とかもあるのかも知れません。フィリピンのテレビでは日中から日本の深夜番組のような華やかなショーステージでセクシーな若い女性が踊っている姿が放映されています。 取材に関してですが、名前はニックネームで構わない、もし、質問に答えなくてもそれでいいといった具合です。ですから、写真だけで名前のない方も中にはいらっしゃいます。 今回はこの辺で・・・。
by asian101
| 2010-04-08 04:02
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